かねてより注力していた「原子電池」がいよいよ市場投入です。
「無線給電」が先か「原子力給電」が先かと待望していましたが、やっぱりお隣は中国企業が原子の力で先手を打ちました。これまでも宇宙事業レベルでは既に開発利用が進められてきてましたが、それを民生レベル(安全性の担保)まで発電力を抑え、変わりに小型化(15×15×5mm 100μW)に成功したそうです
2025年には1Wの製品を投入する予定だそうで、スマホはもちろんドローンまで搭載できる幅広い電池群が見込まれます。将来的には自動車も…
特筆すべきは、原子力電池は物理電池でも化学電池でもなく、リポ電池の10倍以上の容量密度で、1gの中に3,300mWhの容量を凝縮され事から発火しない、爆発しない、充電サイクルを持たないと言う所です。また、周囲環境による劣化も少なく、-60~120℃の環境で動作し、自己放電も発生しないといった特性を持つと謳ってます
さらに小型化する事によって、人工心臓や渦巻管といった医療機器にも応用可能出来るそうで、一切の放射性を持たず、自然や環境への脅威にもならないとしています
私凡人は、原子力=放射能と勘繰ってしまいますが、実はそうでもないようです。もちろんリスクの無い物事はありませんのでその辺りも注視しながら応援したいと思います。いちドローン屋としては待ち通しい限りです!